暑熱対策屋外分電盤「COOL分電盤」の商品化と、初採用の決定について ~ゼロエネルギーで冷却できる放射冷却素材「SPACECOOL」で省エネルギーに貢献~
目次
*1:大阪ガス独自の光学制御技術を用い、太陽光の入熱を抑え、熱ふく射(熱せられた物体の熱が電磁波として運ばれる現象)による放熱を大きくした材料設計により実現。熱ふく射の波長を大気の透過率が高い8-13μmに制御することで、熱ふく射は大気に吸収されず、-270℃の宇宙空間に放熱される
*2:2021年8月26日「夢洲万博会場予定地などにおける放射冷却素材SPACECOOL®を用いた実証実験の開始 ~多様な企業とのコラボレーションにより省エネ性・快適性などを評価~」で公表済
(https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2021/1297180_46443.html)
*3:大阪市此花区の大阪ガスエネルギー技術研究所にて計測。SPACECOOLを表面に貼り付けた分電盤と、貼り付けていない分電盤の盤内温度の計測結果を比較したところ、最大約10度の温度差を確認
*4:最も使用電力の多い時間帯の電力の使用量を削減すること
1. 暑熱対策屋外分電盤「COOL分電盤」
COOL分電盤は、放射冷却素材「SPACECOOL®」を用いることにより、盤内の温度上昇を抑制した分電盤です。実証試験では従来品に対して盤内部の温度が最大約10℃低減することを確認しました。使用電力を削減しながら盤の寿命を延ばし、サステナブルな社会に貢献します。

2. COOL分電盤の盤内の温度上昇の抑制効果
屋外にCOOL分電盤、従来分電盤、遮熱塗料分電盤、遮光板付分電盤を並べ、内部の温度を計測する実証試験を行いました。内部に発熱体を伴う電子機器が入っている想定でヒーターを備えた分電盤と、内部にヒーターを備えない分電盤をそれぞれ5台(COOL分電盤のみ2台、その他の分電盤は各1台)ずつ、合計10台を並べて比較を行いました。
実証試験の結果、内部にヒーターを備えない分電盤の場合、COOL分電盤と従来品とを比較すると最大約10℃の温度上昇の抑制効果がありました。内部にヒーターを備えた分電盤の場合では、最大約8℃の効果を確認しました。また、遮熱塗料や遮光板といった一般的な熱対策を行った分電盤と比較した場合においても、COOL分電盤の方が温度上昇の抑制効果があることを確認しました。
分電盤に内蔵されることがあるインバータや蓄電池、パワーコンディショナーなどの電子機器は、一般的に使用する環境の温度が高いと劣化が早まります。例えば、様々な電子機器に搭載されているコンデンサは、使用温度が10℃上がると劣化速度が2倍早くなると言われています(アレニウスの10℃ 2倍則)。これらから、屋外分電盤に放射冷却素材を適用することで、盤内の電子機器の寿命延長、信頼性の向上(故障率の低減)につながることが期待されます。

各社概要
| 設立 | 1973年(昭和48年)8月 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 植木 徹 |
| 本社所在地 | 大阪市平野区加美正覚寺4-7-45 |
| 事業概要 | 配電盤、中央監視装置の製造、販売、現地施工など |
| 設立 | 2021年(令和3年)4月 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 宝珠山 卓志 |
| 本社所在地 | 東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー4F ARCH内 |
| 事業概要 | 省エネルギー関連の販売・コンサル、環境改善のための製品の販売・コンサル |
| 設立 | 1899年(明治32年) |
|---|---|
| 代表者 | 取締役社長 佐々木 正人 |
| 本社所在地 | 大阪市中央区本町4丁目1-13 |
| 事業概要 | 建築工事及び土木工事に関する請負、設計及び監理など |
| 設立 | 1897年(明治30年)4月 |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役社長 藤原 正隆 |
| 本社所在地 | 大阪市中央区平野町4丁目1番2号 |
| 事業概要 | ガスの製造・販売、電力の発電・販売など |
報道関係の方のお問い合わせ先
| SPACECOOL株式会社 | 電話 03(6206)4437 |
|---|