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【基材編】SPACECOOLフィルムを長くお使いいただくための基礎知識

安達 瞳(広報)

SPACECOOLフィルムを安全に長くお使いいただくためには、適切な基材・施工方法を知っていただくことが不可欠となります。

今回の記事では、SPACECOOLフィルム(以下、フィルム)を施工しやすい基材についてご紹介いたします。

基材確認前のお手入れ

フィルムを貼り付け可能な基材であっても、基材の表面を事前にお手入れしなければ、適切に貼り付けできない場合がございます。

下記の条件を満たしているか、事前にご確認をお願いいたします。

 

☑基材の表面は平滑になっていますか。

表面がザラザラした粗面の場合、きれいに接着できないため、サンドペーパーなどで平滑にしてください。

平滑にできない基材の場合、粘着力の強いSPACECOOLフィルム(高耐久)をお試しください。

 

☑基材の表面に付着した水分・油分・塵・サビ・汚れなどはきれいに掃除されていますか。

付着物が残っている場合、フィルムが貼り付かない、もしくは剥がれ、外観不良の原因になります。

 

また、掃除に中性洗剤・溶剤を使用した場合、表面を水で洗い流すもしくは水拭きし、表面の水分は必ず拭き取ってから施工してください。

水濡れしたガルバリウム鋼板へフィルム施工した直後(写真左)と、施工後1か月半。

基材の施工可否一覧

*1:SCF2は貼り付けできる場合があります 。

 

基材ごとにフィルム貼り付け時の留意点がございますので、以下についても必ずご確認ください。

1.SUS 板(ステンレス板)

表面の汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができます。

2.アルミニウム合金板

表面の汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができます。
【注意】基材のアルミニウムにサビが発生した場合、フィルムや粘着剤を劣化させる原因となります。

3.塗装面

汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができますが、以下の場合は注意が必要なため、事前に試験を行うことをおすすめします。

 

【注意】

・塗装の種類
シリコーンやフッ素系塗料には十分な接着力が得られない場合があります。
塗料によっては接着力を低下させることや、気泡が発生する場合があります。

 

・塗料の乾燥不足
塗装面が完全に乾燥していない状態で貼り付けると十分な接着力が得られない、気泡が発生するなどの場合があります。

 

・塗膜の密着不良
基材と塗膜の密着が弱いと、フィルムを剥がす際や貼り直しの際に、粘着剤の接着力で塗膜が剥がれてしまうことがあります。

4.メッキ面

汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができますが、以下の場合は注意が必要なため、事前に試験を行うことをおすすめします。

 

【注意】

・メッキの種類
シリコーンやフッ素が含まれているメッキには十分な接着力が得られない、気泡が発生するなどの場合があります。

 

・メッキの密着不良
基材とメッキの密着が弱いと、フィルムを剥がす際や貼り直しの際に、粘着剤の接着力でメッキが剥がれてしまうことがあります。

5.プラスチック板

表面の汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができますが、可塑剤や油性分の移行による接着力の低下、アウトガス(未反応モノマー等や内部に含まれる気体の遊離)により、気泡が発生する場合があります。

以下の素材の場合は注意が必要です。

 

【注意】

・ポリオレフィン(ポリエチレンやポリプロピレン等)やフッ素樹脂、シリコーン樹脂

十分な接着力が得られにくいので、事前に確認が必要です。

 

・ポリカーボネート板

多くの場合、アウトガスにより気泡が発生します。

6.セメント板、コンクリート

表面が多孔質で粗いため、十分な接着力が得られないことから、貼り付けをおすすめしておりません。

貼り付けをご検討の場合は、粘着力の強いSPACECOOLフィルム(高耐久)をお試しください。

7.ガラス板

表面の汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができます。

 

【注意】使用する場所によっては、フィルムの施工箇所と未施工箇所の境目で熱割れを起こす可能性も考えられますので、使用前に熱割れ計算をすることをおすすめします。

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