テクノロジー 2026.05.18 SPACECOOLフィルムを施工するのに適した素材は? 安達 瞳(広報) SPACECOOLフィルムを安全に長くお使いいただくために、施工するのに適した素材があります。 涼しくしたいからといってむやみやたらと張り付けると、素材によっては故障の原因になることも! 今回はどんなところにSPACECOOLフィルムの施工は適しているのか、ご紹介します。 SPACECOOLフィルムをきれいに貼るための確認事項 SPACECOOLフィルム(以下、フィルム)は平滑な素材の対象物に貼り付けることが可能です。 フィルムは裏面に粘着剤がついているので、表面がザラザラした粗面の場合はきれいに接着しません。 この場合は、サンドペーパー等で表面を平滑にした上で貼り付けてください。 平滑にできない対象物に貼り付けたい場合は、SPACECOOLフィルム(高耐久)をお試しください。 対象物の表面に水分・油分・塵・サビ・汚れ等の付着物が残っていると、フィルムが貼り付かない、もしくは剥がれ、外観不良の原因になります。必ず対象物を清掃後に施工してください。 中性洗剤・溶剤を使用した場合は、表面を水で洗い流すもしくは水拭きし、表面の水分は必ず拭き取ってからフィルムを施工して下さい。 水濡れしたガルバリウム鋼板への施工直後と施工から1か月半経過 フィルムが貼り付けられる素材とは? 貼り付ける対象物の表面の素材のことを基材といいます。 ここでは基材の違いによる施工可否について紹介します。 基材の一覧と施工可否 基材ごとの詳細な注意点 SUS 板(ステンレス板) 表面の汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができます。 アルミニウム板 表面の汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができます。 【注意】基材のアルミにサビが発生した場合、サビがフィルムや粘着剤を劣化させる原因となります。 塗装してある箇所 汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができますが、以下の場合は注意が必要です。 事前に試験を行うことをおすすめします。 【注意】 ・塗装の種類 シリコーンやフッ素系塗料には十分な接着力が得られない場合があります。 塗料によっては接着力を低下させることや、気泡が発生する場合があります。 ・塗料の乾燥不足 塗装面が完全に乾燥していない状態で貼り付けると十分な接着力が得られない、気泡が発生する場合があります。 ・塗膜の密着不良 基材と塗膜の密着が弱いと、フィルムを剥がす際や施工時の貼り直しの際に、粘着剤の接着力で塗膜が剥がれてしまうことがあります。 メッキ面 汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができますが、以下の場合は注意が必要です。 事前に試験を行うことをおすすめします。 【注意】 ・メッキの種類 シリコーンやフッ素が含まれているメッキには十分な接着力が得られない、気泡が発生する場合があります。 ・メッキの密着不良 基材とメッキの密着が弱いと、フィルムを剥がす際や施工時の貼り直しの際に、粘着剤の接着力でメッキが剥がれてしまうことがあります。 プラスチック板 表面の汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができますが、以下の素材の場合は注意が必要です。 【注意】可塑剤や油性分の移行による接着力の低下、アウトガス(未反応モノマー等や内部に含まれる気体の遊離)により、気泡が発生する場合があります。 ・ポリオレフィン(ポリエチレンやポリプロピレン等)やフッ素樹脂、シリコーン樹脂 十分な接着力が得られにくいので、事前に確認が必要です。 ・ポリカーボネート板 多くの場合、アウトガスにより気泡が発生します。 セメント板、コンクリート 表面が多孔質で粗い基材には十分な接着力が得られないのでおすすめしません。 セメント板やコンクリート面への貼り付けをご検討の場合は、SPACECOOLフィルム(高耐久) での貼り付けをお試しください。 ガラス板 表面の汚れや油脂分を取り除けば直接貼り付けることができます。 【注意】使用する場所によっては、フィルムの施工箇所と未施工箇所の境目で熱割れを起こす可能性も考えられますので、使用前に熱割れ計算をすることをおすすめします。