SPACECOOL、京阪バスと合同で大型バスでの実証実験を開始 | SPACECOOL株式会社(スペースクール)
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SPACECOOL、京阪バスと合同で大型バスでの実証実験を開始

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SPACECOOL、京阪バスと合同で大型バスでの実証実験を開始

SPACECOOL株式会社(以下、「SPACECOOL社」)、京阪バス株式会社(以下、「京阪バス」)は、ゼロエネルギーで冷却できる放射冷却素材「SPACECOOL®」(以下、「本素材」)を活用した大型バスでの夏場の車内温度上昇抑制を目指した実証実験を開始しましたので、お知らせいたします。

 

大型バスは、夏場天井面から太陽光の入熱により車内温度が上昇し、エアコンの設定温度まで冷やすには時間を要します。
そこで本素材を天井面に貼り付けることで、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却の原理により宇宙に熱を逃がすことで、車内の温度上昇を抑制することができます。本素材によって、天井面が冷却されるためアイドリングの削減、エアコンの効率の改善、快適な車内環境に期待できます。

図1. 施工写真

問い合わせ先

【SPACECOOL問い合わせ先】

・お問い合わせ先フォーム:https://spacecool.jp/contact/

・見積依頼フォーム: https://spacecool.jp/estimate/

放射冷却素材「SPACECOOL®」について

本素材は、直射日光下において、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却技術の原理により、宇宙に熱を逃がすことで、エネルギーを用いずに外気温よりも温度低下する放射冷却*¹素材です(図2)。

 

本素材を開発した大阪ガスによる2020年夏の実証実験においては、直射日光が当たった状態で、本素材の表面温度が外気温より最大約6℃*²低くなったことを確認しており、世界最高レベル*³の放射冷却性能を実現しています。(図3)

図2.本素材の概念図
図3.本素材の冷却性能

*1:大阪ガス独自の放射冷却技術を用い、太陽光の入熱を抑え、熱放射による出熱(熱せられた物体の熱が電磁波・光として運ばれる現象)を大きくした材料設計により実現

*2:大阪市此花区の大阪ガスエネルギー技術研究所にて計測(計測時の周囲気温は約35℃)。
放射冷却素材を施工した鋼板の裏面温度を測定。

*3:公開されている論文を用いた当社および大阪ガス調べによる。

会社概要

会社名 SPACECOOL株式会社
設立 2021年4月1日
本社所在地 東京都港区虎ノ門1-17-1虎ノ門ヒルズビジネスタワー4F ARCH内
代表者 宝珠山卓志
事業内容 放射冷却素材SPACECOOL®の製造・販売
株主構成 WiL Fund II, L.P. 51%、大阪ガス株式会社 49%
ホームページ https://www.spacecool.jp/

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