大阪・関西万博のガスパビリオンにてSPACECOOL膜材料が採用 | SPACECOOL株式会社(スペースクール)
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大阪・関西万博のガスパビリオンにてSPACECOOL膜材料が採用

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大阪・関西万博のガスパビリオンにてSPACECOOL膜材料が採用

SPACECOOL株式会社(以下、「SPACECOOL社」)は、大阪の夢洲で開催予定の2025年日本国際博覧会(以下、大阪・関西万博)において、一般社団法人日本ガス協会(以下、日本ガス協会)が出展するガスパビリオンに、カンボウプラス株式会社と共同開発した放射冷却素材『SPACECOOL』を活用した膜材料(以下、SPACECOOL膜材料)が採用される見込みとなりました。SPACECOOLは、ゼロエネルギーでの冷却が可能で、ガスパビリオンの空調負荷を軽減し、低炭素化に貢献します。

ガスパビリオンなどの膜構造建築物は、建築基準法において、国土交通大臣による不燃材料・膜材料の認定品の使用が義務付けられています。現在、不燃材料の認定を取得し(認定番号NM5553)今後、膜材料(B種)の認定を取得予定としております。今回、膜材料(B種)の認定を取得した製品が採用される見込みです。

SPACECOOL膜材料について

SPACECOOL膜材料は、基布がガラス繊維で、強度があり、不燃認定材料であることから、様々な用途の建築に使用可能です。(表1)。

表1 SPACECOOL膜材料規格表

SPACECOOLの実証結果

大阪ガスエネルギー技術研究所(大阪市此花区)にてSPACECOOLを活用したテント、普通テント、他社製遮熱テントの比較検証を実施したところ、夏場の空調負荷が普通テントと比較して約40%削減できたことを確認しております。(図1

図1 テントの実証実験結果 ※SPACECOOLキャンバスを使用

放射冷却素材「SPACECOOL」について

SPACECOOLは、直射日光下において、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけではなく、放射冷却技術の原理により、宇宙に熱を逃がすことで、エネルギーを用いずに外気温よりも温度低下する放射冷却*1素材です(図2)。

図2 本素材の概念図

*1:大阪ガス独自の放射冷却技術を用い、太陽光の入熱を抑え、熱放射による出熱(熱せられた物体の熱が電磁波・光として運ばれる現象)を大きくした材料設計により実現

「大阪・関西万博」について

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに2025413日から20251013日に大阪の夢洲で開催予定の国際博覧会。「People’s Living Lab(未来社会の実験場)」というコンセプトの下、会場を新たな技術やシステムを実証する、「未来社会の実験場」と位置づけ、多様なプレーヤーによるイノベーションを誘発し、それらを社会実装していくための、Society5.0実現型会場を目指しています。

ガスパビリオンについて

パビリオンコンセプトは『化けろ、未来!』。私たち一人ひとりが、意識や行動を大きく変えることで、世界が希望に満ちた姿に変わっていく (化ける) との思いが込められています。
「化けろ、未来!」を合言葉に、いのち輝く未来社会への始めの一歩を踏み出しましょう。

パビリオン名称は『ガスパビリオン おばけワンダーランド』。「化ける」を象徴するキャラクターとして「おばけ」を用い、「おばけ」たちの不思議な世界「おばけワンダーランド」を展開。「おばけ」たちと一緒に、未来に化けるドキドキ・ワクワクな体験を提供します。

膜材には放射冷却素材の「SPACECOOL」を使用し、空調負荷を軽減し、低炭素化に貢献します。*2

*2:日本ガス協会プレスリリース引用

図3 ガスパビリオン 建物デザインイメージパース ※日本ガス協会提供

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暑さから大切なものを守り、みんなが快適に、安全に過ごせる毎日を提供します。