暑熱課題解決
【COP28】ドバイ滞在記_vol.5
宝珠山 卓志(取締役CSO)
COP28@ドバイは前半を終えて帰国しました。
後半は閣僚級会議でしたが、会期が延長され、各国の思惑のズレが明るみに出た形に。総括として、書いておきます。
大きく合意がなされたことは下記
1:世界の総電力消費量の20%を占めるとされる冷房に関連する温室効果ガス排出量を大幅に削減する誓約に63カ国参加を表明した。
2:議長声明として「化石燃料の段階的廃止」ではなく、
「化石燃料からの転換」を各国に求める成果文書に合意した。
参加した個人雑感は下記。
・地球温暖化抑制は、待ったなし。
・人間の生活パターンは大きく変わらない。
・Co2、メタン、フロンなどの排出抑制のための技術、省エネ技術、代替エネルギー技術が必要。
・Co2削減方法の一つに「脱化石燃料」がテーマになるが、中東でCOPが開催されるのは利益相反、、、。それでも、やらざるを得ない。
・日本の技術は優秀。
・脱炭素をビジネス化する炭素税やカーボンクレジットスキームも、できてきている。
・難しい、舵取りがあったと思いますが、現実的な妥結点を見出せたのは、素晴らしい成果。
・求められるACT、DO、ACTION。
「冷房に関する温室効果ガス排出抑制」に、SPACECOOLは寄与できると思うので、世界展開を頑張りたいと思います。