艦長、船長、パイロット。何かあった際に一番最後に離れるのは一番責任のある人。
会社組織であるSPACECOOLで言うならば、代表取締役がその任にあたるのが適切。
運が良いことに、時代に求められるビジネスの「創業社長」として関わらせてもらいましたが、本源的に言えば、最後の一人、ラストマンは誰？と問われたならば、放射冷却素材SPACECOOLを生み出した人にしか、その最終責任を負うことはできないと思います。

今回の社長交代にあたり、生みの親である末光さんにバトンを渡すことができたのは、素晴らしいことだと思います。

大企業カーブアウト、ディープテック、クライメートテック、グローバルテックと多様な側面で評価されるSPACECOOLですが、創業から3年で「放射冷却素材が世の中に存在する！」ことを社会に伝達することができ、特定の用途ながら事業として成立することを証明できたのは、企業内起業家の「起業参謀」として関わった、誇れる成果と思っています。

が、本格的な事業拡大と社会への浸透はこれから。役職は役回りを示した単なる記号。

代表取締役社長から取締役CSOへと役職は変わりますが、代表よりも取締役の方が自由度は増すので、サポートの仕方を変えて事業貢献し、社会への貢献を強めたいと思います。

退社するわけではありませんので、、、引き続きよろしくお願いいたします！

写真：21年4月下旬、創業時のメディア向け説明会にて。