当社で扱っている「SPACECOOL」は放射冷却の現象を活用した素材なのですが、放射冷却の現象や仕組みがどういうものか、ご存じでしょうか？あまり聞き馴染みが無い言葉かもしれませんが、実は私たちの身近に起こっている自然現象の1つです。

沸かしたお湯が時間が経つと冷めるのも、冬の朝、車のフロントガラスが凍っているのも、放射冷却によって生じている現象です。

放射冷却現象のしくみ

熱は接触している物体間で熱いところから冷たいところへ移動する特徴がありますが、同時に赤外線としても熱を放出しています。その熱が-270℃の宇宙空間に捨てられることで温度低下する現象が放射冷却現象です。

この現象を応用した商品が放射冷却素材SPACECOOLです。

一般的な素材は、日中、赤外線放射によって出る熱よりも太陽光から入る熱が非常に大きいので、材料は気温より温まってしまいます。しかし、放射冷却素材は赤外線放射によって出る熱を太陽光から入る熱よりも大きくすることで日中でも気温より冷えるのです。

SPACECOOLの特徴

放射冷却素材SPACECOOLは、大阪ガスが開発した高性能、高耐久のしなやかな光学フィルムです。太陽光からの熱を反射でブロックして熱吸収を抑えるだけでなく、赤外線放射で宇宙空間に熱を捨てるという、この2つの機能を高効率で両立した素材です。この2つの機能はエネルギーを必要としないため、SPACECOOLはゼロエネルギーで貼付した対象物を冷やすことができる素材です。

電気代の高騰で光熱費の高さに頭を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか？SPACECOOLを導入することで、地球環境に配慮しながら、光熱費の削減が可能になります。節電施策の一つとして、ぜひご検討ください。